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ターポリンとは?生地の特徴や用途をご紹介!

ターポリンとは?生地の特徴や用途をご紹介!

スポーツなどの応援に使われる横断幕や建物に掲げる懸垂幕、工事現場や建築現場で使われる現場シートや足場幕には、「ターポリン」と呼ばれる生地がよく使用されています。耐久性や耐水性などの特徴から屋内外問わず幅広い用途に向いており、日常生活で目にするものにも使われていることがある生地です。

この記事では、ターポリン生地の特徴やメリット、よく利用される用途などについて解説します。ターポリンにもいくつか種類があるので、それぞれの違いについても紹介していきます。

ターポリンとは、ポリエステル製の布を軟質の合成樹脂で挟んだビニール素材の生地です。

もともとは帆布生地にタールを塗って防水性を持たせた生地のことがターポリンと呼ばれ、水兵の上着や船上の防水シートとして用いられていました。また、キャンプ用品で「タープ」という雨避けのシートがありますが、「ターポリン」の語源は「タープ」と一緒で、「tar(タール)+pall(覆い布)」という説もあるそうです。

ターポリンの大きな特徴は耐久性が優れている点です。その理由は、通常の布やポリ塩化ビニールなどの単一素材の生地とは異なり、ポリ塩化ビニール/布/ポリ塩化ビニールの三層構造となっているためです。布の繊維内部にまでポリ塩化ビニールの樹脂が浸透し、衝撃や引張、引き裂きなどの物理的強度が高くなっています。

また、防水性のある生地なので雨風にも強く、屋外に長期間継続して掲示しておくことができます。インクの色褪せや剥がれが起きにくい素材であることも、長期の屋外使用に向いている理由です。

耐汚性や耐油・耐薬品性もあり、布生地などに比べて綺麗な状態を保ちやすい点もメリットです。

ターポリンは、素材の特徴から防炎性も備えています。ターポリンの表面に使われるポリ塩化ビニールの常用耐熱温度は、約50℃程度です。加えてターポリンは三層構造で中間には布が挟まれているため、夏の暑い日でも軟化して柔らかくなってしまうようなこともありません。それ以上の防炎加工は、基布にガラス繊維を使用するなどの方法で行うことが可能です。

屋内で防炎性能を有する物品を使用するよう消防法で義務づけられている施設でも使用することができます。劇場や映画館などの多数の人々が利用する場所や、病院といった施設があげられます。

ターポリンの生地は0.3mm〜0.5mmほどの厚みがあり、重さは1㎡あたり400gほどです。たとえば、幅100cm、高さ400cmの垂れ幕では、1m×4m×400gで約1.6kgの重さになります。これが学校の創立記念や部活動の実績などの懸垂幕での用途になると、かなりの大きさとなります。このように、大きさに比例して重量も重たくなるのはターポリンのデメリットと言えます。

ターポリンは高い耐久性と雨や熱にも強いことから、屋内外問わずさまざまな用途で活用できる素材です。ここではターポリンの利用シーンについて詳しくご紹介します。

屋外のスポーツ応援やイベント時に使われる横断幕にはよくターポリンが使われています。耐久性があるため屋外に常設できます。

建築現場で使用される現場シートや足場幕もターポリンが使われます。また、高所では強風が吹くことがあるため、メッシュターポリンもおすすめです。メッシュターポリンは生地に細かい網目が入っているため通気性が高いという特徴があります。

飲食店の看板や商品アピール、メニュー表としてターポリンのタペストリーが利用されているケースもあります。耐水性があり雨にも強い生地なので、店頭にも設置できることがメリットです。

ターポリンは耐水性の高さから釣りやキャンプなどのアウトドアグッズとして使えるバッグなどにも利用されています。

建築現場で使用されるターポリンはJISA8952「建築工事用シート」により1類、2類と分類されています。

1類は「シートだけで落下物による危害防止に使用されるもの」。2類は「シートと金網を併用し、落下物による危害防止に使用されるもの」と定められています。引張強さや対貫通性などの測定によると、1類のほうが2類よりも強度があると言えます。

また、ターポリン生地には種類がいくつか存在し、通常のターポリンの他に「メッシュターポリン」「グロスターポリン」「遮光ターポリン」などがあります。

ターポリン

ポリエステルを合成樹脂でサンドした、ビニール系の素材です。耐久性が高く防炎加工も行っており、汎用性が高く、さまざまな場所での利用が可能です。

【特徴】一般的なターポリンで、耐久性が高く防水・防炎に優れている
【主な用途】屋内外の看板や足場幕など

メッシュターポリン

メッシュターポリンは細かな網目が生地に入っており、軽量かつ強度も備えています。風の抵抗を受けにくいため、建築現場などでの大型広告の展示にも適しています。

【特徴】通風性に優れており、比較的軽い
【主な用途】高層ビルの足場幕など風が強い場所など

グロスターポリン

グロスターポリンは、通常のターポリンにグロス加工がされた生地です。
グロスとは「光沢」を意味し、テカリの抑えられた加工によって視認性が良くなっています。

【特徴】視認性の良さや印刷の鮮やかさ
【主な用途】屋外広告や掲示物など

遮光ターポリン

遮光ターポリンは、通常のターポリンに黒い生地を挟んでできたもので、遮光性が高いのが特徴です。両面への印刷が可能なため、表裏で異なるデザインの配置や訴求を行うことができます。

【特徴】遮光性が高く、表と裏に両面印刷できる
【主な用途】両面を見せたい広告や看板など

※当サイトでは「グロスターポリン」「遮光ターポリン」は取り扱っておりません。

サイズ横180cm×縦180cmのターポリン幕を作成する場合、1枚あたり7,260円(税込)で作成できます。価格は布生地のトロマットよりも高い傾向にあります。参考として、弊社で取り扱っているターポリン生地の価格は以下の通りです。

枚数/高さ
縦180cm
縦270cm
縦360cm
縦450cm
縦540cm
1枚
7,260円
10,890円
14,520円
18,150円
21,780円
2枚~4枚
6,415円
9,925円
12,950円
16,215円
17,910円
5枚~9枚
6,175円
8,835円
11,740円
13,310円
15,250円
10枚~14枚
5,930円
7,625円
10,165円
11,860円
14,160円
15枚~19枚
5,445円
7,385円
9,440円
10,890円
11,980円
20枚~24枚
5,085円
7,020円
8,715円
10,045円
11,920円
25枚~29枚
4,965円
6,535円
8,350円
9,925円
11,860円
30枚~39枚
4,720円
6,050円
7,990円
9,805円
11,740円
40枚~
4,600円
5,930円
7,865円
9,680円
11,620円
→サイズ別価格を詳しく見る

今回は、「ターポリン」の特徴や用途などについて説明しました。耐久性や防炎・防水性にも優れているターポリンはタペストリーやバッグなどにも活用されています。また、網目が入ったメッシュターポリンのように通気性に優れた種類や、グロスターポリンのように視認性を上げた生地もあります。生地選びに並んだ際には、ぜひこの記事を参考にしてみてください。