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垂れ幕や横断幕は自作できる?簡単な作り方をご紹介

垂れ幕や横断幕は自作できる?簡単な作り方をご紹介

垂れ幕や横断幕の作成方法は、手作りと業者に依頼する方法があります。手作りの場合は、パソコンやスマートフォンを使ってデザインを作成し、必要な材料を調達して作成します。自分で難しいと感じる場合は、依頼できる業者を選んで制作をしましょう。

本記事を参考にして、ご自身が納得できる素敵な垂れ幕や横断幕を作成することができます。ぜひ参考にしてみてください。

手作りで仕上げる手順

垂れ幕や横断幕の手作りには、適切な生地選びが大切です。布生地では丈夫なオックスフォードと軽量なトロマットがあります。強度や耐久性を重視する場合は、ビニール生地を使用します。幕の完成度を高めるために、各素材の特徴をしっかり確認しましょう。

1.幕を作る生地を選ぶ

垂れ幕や横断幕を手作りする場合の重要なポイントは、デザインを決める前に作成したい生地を選ぶことです。薄すぎると強度に欠け、厚すぎると持ち運びが困難になり、塗料が剥がれる可能性もあります。ここでは、手作りの幕に適した生地の種類として、布生地とビニール生地について解説します。

1.布生地

布生地には、幕作りに適したオックスフォードとトロマットなどのポリエステル素材があります。それぞれ以下のような特徴や効果があります。

生地 特徴 効果
オックスフォード 経糸と横糸を2本ずつ揃えて平織りにした生地 厚みと光沢がある
丈夫で耐久性に優れる
トロマット ポリエステル100%の化学繊維で作られた生地 比較的安価で軽く、持ち運びがしやすい

オックスフォードは、ビジネスシャツにも使用され、頑丈で高品質な生地です。薄手から厚手までの種類がありますが、垂れ幕や横断幕を作成する際は丈夫なオックスフォード生地を選びましょう。

トロマットは幕作りに一般的に用いられる素材で、シワがつきにくく軽量であるため、持ち運びが簡単です。乾きやすく摩擦にも強いことから、屋外の使用にも耐えられます。

布生地にはそれぞれ特徴があるため、手芸店で生地を選ぶ場合は、よく調べてから購入するようにしてください。

2.ビニール生地

ビニール生地は、化学繊維とビニールを織り込んだターボリン生地が一般的です。ターポリン生地は非常に強度があり、耐久性が高い点が特徴です。風雨や汚れにも強いため、テントや建築現場のシートに用いられており、屋外で長時間掲示する際におすすめの素材となっています。

ただし、ターポリンなどのビニール生地は、布生地に比べて重くなりがちである点に注意が必要です。幕を移動するなど、持ち運びが必要な場面では扱いにくいかもしれません。

また、業者のような印刷機がない場合インクが生地にうまく乗らない可能性があるため、印刷やデザイン、発色の良さにこだわりたい場合は避けたほうが良さそうです。耐久性や持ち運びのしやすさ、デザイン性などのバランスを考慮した生地選びをおすすめします。

▼布生地(トロマット)

布生地(トロマット)

▼ビニール生地(ターポリン)

ビニール生地(ターポリン)

2.幕のデザインをパソコンやスマホで作成する

幕のデザイン作成は、生地が決まり次第行いましょう。デザインを考える際には、ラフ案を紙に書いたり、パソコンやスマートフォンツールを利用してデザインしたりします。

生地にプリントシールなどで転写を行う場合は、印刷データが必要になります。デザインを紙に描いたとしても、後でパソコンなどで転写用のデータを作成しましょう。

■サイズや配色を考える

幕を制作する際には、サイズや配色の慎重な検討が必要です。以下のポイントを参考に効果的なデザインを考えてみてください。

  • 設置場所や用途に応じてサイズの選定を適切に行う
  • 企業やチームカラー、目立ちやすい配色を意識する
  • 背景色と文字色の組み合わせに注意し、見やすい配色を心がける

屋外で幕を使用する場合は、遠くでも目視しやすい大きなサイズにしましょう。通行人に適切な情報を伝えるためには、文字やデザインが識別できるような配色を心がけます。屋内や近距離から見られる場合は、設置場所に合わせて適切なサイズを選びます。

垂れ幕や横断幕は瞬時に視覚的な情報を伝える必要があるため、色の使い方は重要なポイントです。色数を2色または3色に抑え、誰もが認識できるようにしましょう。また、背景色と文字色の組み合わせも配慮し、明度の異なる色を使ったり文字に縁取りを施したりして、視認性を高めます。

配色が効果的であるかどうかを確認したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

▼垂れ幕のデザイン例

祝地域交流会20周年記念_白背景 安全第一_白背景

3.幕の材料を調達する

幕の作成に必要な材料を調達することは、良質な仕上がりを実現するために重要なステップです。以下に、必要な材料とそのポイントを紹介します。

材料 ポイント
生地(布生地・ビニール生地) 設置場所や用途によって適切な生地を選ぶ
ペン 文字やイラストを描く際に、乾いても水に溶けない絵の具用のペンを選ぶ
マスキングテープなどのテープ類 ラインを描く際にマスキングテープを使うと、きれいな線が引きやすい
段ボールや雑紙 テンプレートや下敷きとして使う
絵の具や塗料 文字やイラストを描くために適した絵の具(速乾性と耐久性があるもの)を選ぶこと
細かい部分を描くのに役に立つ
ハトメ 幕の端を補強し、紐を通すために使う
縫製に必要な糸など 布地を縫製する場合に使うが、縫製が難しい場合は熱接着両面テープを利用する方法もある
幕の材料を調達する_布やテープなど

これらの材料を準備し、垂れ幕や横断幕の制作に取りかかりましょう。設置場所や用途に応じて、幕のサイズやデザインなどを選び、しっかりと準備を行うことで、納得できる幕作りが可能になります。

4.生地の下準備を行い、デザインを幕に転写していく

横断幕を手作りする際には、以下の手順に従って生地の下準備を行い、デザインを幕に転写していきます。

  • 生地を調達したら、まず縫製などの下準備を行う
  • デザインを絵具や塗料で描く場合は、下書きを幕に書いていく
  • デザインを転写する場合は、プリントシールや転写シートを使う

生地の下準備では、まち針やアイロンを使って布を固定し、必要に応じて縫いしろを処理しておきます。特に4辺はハトメ加工などで強度を高め、長く使用するための準備をします。

デザインの下書きは、チャコペンやマスキングテープを使い、デザインの配置やバランスを確認しながら進めましょう。なお、パソコンで作成したプリントシートを使う場合は、シートに印刷して布に転写します。転写シートはアイロンを使って糊を定着させる方法で、幕の下書きによく活用されます。

デザインを幕に下書きしていく

以上の流れに沿って生地の下準備をしっかりと行い、独自性のある垂れ幕や横断幕を作成しましょう。

5.絵具や塗料を使って色をつける

絵具や塗料を使って色をつける手順は以下の通りです。

  • 絵具や塗料を準備し、下書きに合わせて塗る
  • 色を重ねる場合は、十分に乾かしながら作業を行う
  • 色がはみ出さないよう雑紙やテープを活用する

デザインの下書きに合わせて色を塗る際は、使用する絵具や塗料の種類に応じて水の量を調整し、ムラが出ないように注意します。色を重ねる場合は、一度塗った後に十分乾かしてから塗り重ねるようにしましょう。

また、一度塗りではデザインが透けてしまうことがあるため、見え方を確認しながら必要に応じて重ね塗を行い、鮮やかな仕上がりを目指します。

絵具や塗料でデザインを描く際には、手順を守りながら慎重に進めることが重要です。失敗を防ぐために事前にテストを行うのも一つの方法です。

絵具や塗料を使って幕に色をつける

6.飾れるように完成させる

垂れ幕や横断幕を飾れるように完成させる手順は、次のとおりです。

  • 絵具やインクが完全に乾いたら幕を飾るための準備をする
  • ハトメ加工や棒袋縫い加工を行う
  • 最後に紐を通して飾れるようにする

ハトメ加工とは、布に紐を通すための丸い金具「ハトメ」を取り付ける作業です。幕のサイズや重さによっては掲示に耐えられない場合があるため、幕の大きさに合う適切なハトメを選びます。ハトメを付ける部分を増やすなど、耐久性が向上するように補強することも重要です。

飾れるように加工を行う_ハトメ加工

また、棒袋縫い加工とは、垂れ幕やのぼり旗などの上部や上下に袋状の縫製を施し、棒を通して設置できるようにした加工を指します。風によるひらつきを抑えられ、重みを加えられる点がメリットです。

飾れるように加工を行う_棒袋加工

なお、小ぶりな横断幕を制作する場合は、100均ショップで購入可能なハトメパンチを利用して簡単に取り付けられます。また、紐の種類や長さは使用場所や目的に応じて選び、掲示できるように考慮しましょう。

業者に依頼して作成する手順

垂れ幕や横断幕を手作りするのは楽しい作業ですが、デメリットとして想定以上に時間や手間などがかかる場合があります。その際は、業者に依頼する方法も考えてみましょう。

特に大きめの幕やきれいな仕上がりを望む場合におすすめです。
業者に依頼すると、縫製や加工も専門スタッフが行うため、手作りよりも完成度が高く、長持ちしやすいメリットがあります。

現場シートキングでは、オリジナルの垂れ幕を作成できます。こちらから詳細を確認してみてください。

オリジナル現場シート

※現場シートキングでは棒袋縫い加工の対応をしておりません。

垂れ幕や横断幕の作成方法は、手作りと業者に依頼する方法があります。手作りの手順では、適切な生地を選び、必要な材料を調達して生地の下準備を行うことは欠かせません。デザインを仕上げる際は、必要に応じて塗り重ねるなどして仕上げていきます。最後にハトメ加工や棒袋縫い加工を施して紐を通せば完成です。

一方、業者に依頼すれば、オリジナルデザインの垂れ幕を作成できます。自分で作成するのが難しい場合や時間を確保できない場合は、業者に依頼してみてください。本記事を参考に、ご自身が納得できる垂れ幕や横断幕を作成しましょう。